読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記

第5回日本フットサル施設連盟選手権 レディースクラス

2016年4月17日(日)

女子フットサルにオフはないのか!?ついこの間に地域チャンピオンズリーグが終わったばかりだと思ったのに、嵐の中をふたたびオーシャンアリーナへ。

フットサル施設連盟選手権レディースクラス。JFAやJFF主催の公式大会ではないものの、始動したばかりのチームの試金石として女子フットサルの全国強豪12チームが揃いました。

昨年初めてこの大会を観たことが、女子フットサル観戦にハマったきっかけだったと言っても過言ではありません。

前回大会のブログはこちら。

この大会の3日前、2016年4月14日に熊本県大分県で最大震度7の大きな地震が発生しました。

この大会には九州代表として、ASTRO鹿児島(鹿児島県)とCOLAC`O SPORVA21(福岡県)のチームが参加しています。急遽の対応でしたが、この大会中にも熊本の震災を応援するための募金を呼びかけていました。

VAMOS熊本!福岡県のCOLAC`O SPORVA21と鹿児島県のASTRO鹿児島。

募金活動には参加の女子選手だけでなく、名古屋オーシャンズのトップ&サテライトチームのみなさんも協力してくれました。湘南ベルマーレから移籍したばかりの安藤良平選手のプレシーズンの(当時としては)貴重な姿!

この日寄せられた募金額は約11万円に上り、日本赤十字社を通して義捐金として寄付されました。

開会式が終わって、恒例のお土産交換&集合写真!うしろでピョンピョン跳ねているのは丸岡RUCKの選手たち(笑)


※素人が撮った下手くそな写真ですが、お金と時間をつかって会場まで通い、夫婦で一生懸命撮った写真です。無断での転載・転送はご遠慮ください。


第5回日本フットサル施設連盟選手権 レディースクラス

公式試合記録
http://www.j-futsal.net/japan/event/copa/results2016.html http://www.j-futsal.net/japan/event/copa/results/2015-16/ladies/16result.pdf


グループリーグ Aブロック】

第1試合

arco-iris KOBE 0-0 PeSelva
ナカスポ 1-4 TapaZida

Aブロックの勝ち抜け筆頭候補はやはり関西女王arco-iris。しかし第1試合はまさかのドロー発進。

身体のカタい朝一番の試合。あっという間の10分ハーフランニングタイム。番狂わせの可能性も大いにあったが、フィニッシュの精度に泣いたPeSelva。

それでも、優勝候補を相手に大きな勝点1を獲得。


第2試合

arco-iris KOBE 4-0 ナカスポ
PeSelva 0-1 TapaZida

第1試合を分けたarco-irisだったがこの試合ではフィジカル、スピード、テクニックでナカスポを圧倒。18.加藤らのゴールで4-0と圧勝。

ナカスポの選手たちはかなり若く見えたが、点差が開いた試合でも最後まで懸命に闘っていた。


第3試合

arco-iris KOBE 2-1 TapaZida
PeSelva 3-1 ナカスポ

東京都1部リーグ所属ながら、昨年は準優勝のSWHLを下してグループリーグ1位で決勝トーナメント進出を果たしたTapaZida。ここまで2連勝の暫定1位、今年もなるか大物食い!?

先制したのはそのTapaZida。前半は1-0リードでの折り返し。ゴールを決めた8.澤田選手、今年のパフォーマンスは…これはパーフェクトヒューマン!?

arco-irisはもしも負ければ予選敗退の危機。しかし後半、18.加藤、17.藤田のゴールできっちり逆転勝利。さすがの強さを見せる。

TapaZidaとしては引き分けでも1位にはなれたわけで、2失点目がもったいなかった。ただしこの時点では勝点6、得失差+3でまだワイルドカードの可能性を残す。

3試合が終わってみれば2勝1分で勝点7のarco-iris KOBEが堂々のグループリーグ突破を決定。※写真は開会式のときのもの。


グループリーグ Bブロック】

第1試合

SAICOLO 5-0 MESSEレディース
COLAC`O SPORVA 1-1 丸岡RUCKレディース

どのチームもそうだが、4月に行われるこの大会は新体制を試す大事なプレシーズンマッチ

それはSAICOLOにとっても同じで、今季新加入の20.秋田谷美里選手(サッカーなでしこ2部リーグ・ASエルフェン埼玉より移籍)

日本代表(当時)の7.加藤沙織選手(バルドラール浦安ラス・ボニータスより移籍)

強肩ゴレイラ21.吉村史選手(シュートアニージャより移籍)らの新戦力もしっかり活躍。

SAICOLOは10.堀田、5.坂本、11.吉川、20.秋田谷、12.長谷川が順調に得点を重ね、5-0快勝の好スタートを切った。

一方、前回チャンピオンの丸岡RUCKレディースはサブアリーナの試合で1-1と、arco-irisに続いてこちらも驚きのドロー発進。


第2試合

SAICOLO 3-0 COLAC`O SPORVA MESSEレディース 0-3 丸岡RUCKレディース

続く第2試合の相手は福岡県のCOLAC`O SPORVA。熊本への募金活動は協力しても、もちろん勝負となれば話は別。

SAICOLOは5.坂本選手の左サイドからの見事なミドルシュートで先制(その直前に盛大な空振りがあったのはナイショ)

1-0で折り返すと後半、背番号が9に変わった安選手のミドルシュートで2点目。

さらに終了間際、7.加藤→11.吉川。元浦安コンビのゴラッソで3点目を挙げて2連勝。RUCKとの対戦の前に得失差を+8にまで伸ばせたのはワイルドカードまで考えると非常に大きい。


第3試合

SAICOLO 1-3 丸岡RUCKレディース
MESSEレディース 3-2 COLAC`O SPORVA

2月の地域チャンピオンズリーグ1次ラウンドの再戦となったSAICOLO vs RUCK。SAICOLOにとっては早くもリベンジの機会が訪れた。

一時は0-5と突き放され、完敗と言わざるを得ない前回対戦だったが、11.吉川をピヴォに据えた3-1のシステムが機能し始めると、そこから一気に3点を追い上げた。今回はその戦法を試合立ち上がりから活用し、勝機を狙う。

キャプテンで正GKの1.浅野選手はベンチで松葉杖姿。この日RUCKのゴールを守るのは16.鵜飼。

しかしRUCKが誇るキーパーズはどちらが出ても侮れない。キャッチングから見事なロングスローで9.北川の先制ゴールをアシスト。

SAICOLOは前回対戦よりも遥かに善戦したが、その分前線でターゲットになれる11.吉川への依存度が上がっていた。7.加藤が1点を返すも、RUCK 7.田中に2ゴールを決められ1-3で敗戦。しかし得失差は+6でTapaZidaを上回り、この時点でワイルドカードの候補筆頭。

1位で準決勝進出を決めた前回王者・丸岡RUCKレディース。※写真は開会式のときのもの。


グループリーグ Cブロック】

第1試合

UNIAO Ladies 1-0 ASTRO鹿児島
C.R.F IDEAL Ladies 0-3 SWH Ladies

前半は0-0とスコアレスで折り返したUNIAOとASTRO鹿児島の一戦。ASTROはこの大会にメンバー7人で臨んでおり、UNIAOは12人がベンチ入り。この人数差が後半に効いてくるか?

スタミナの差が現れたのかどうかはわからないが、後半は地元愛知のUNIAOが1点を守り辛勝。

サブアリーナでは今季、Frontier FCから移籍してきた鈴木奈津美選手の初ゴールなどでSWHLが3-0と勝利。※写真は第2試合のもの


第2試合

UNIAOレディース 3-2 C.R.F IDEAL
ASTRO鹿児島 0-2 SWH Ladies

前回大会準優勝のSWHL。楽笑舎から移籍の木村志穂選手の移籍後初ゴールなどで2-0とし、2連勝。

一方のUNIAOも、C.R.F IDEALに先行を許したが元なでしこジャパン8.森本ゆう子のゴールなどで逆転し2連勝。


第3試合

UNIAOレディース 0-2 SWH Ladies
ASTRO鹿児島 0-2 C.R.F IDEAL

UNIAOとSWHL、2連勝同士で決勝トーナメント進出を賭けて対戦。

この試合では19.鈴木選手と同じくFrontier.FCから移籍のゴレイラ門西選手が出場。かつて東海リーグでライバルだったUNIAOに対して無失点に抑える。

3グル―プ中で唯一、三連勝で1位を獲得したSWH Ladies。※写真は開会式のときのもの。


準決勝進出最後のひと枠ワイルドカードはTapaZida、SAICOLO、UNIAOがそれぞれ勝点6の2位で並んだが、得失差+6でトップとなったSAICOLOが決勝トーナメント進出。※写真は開会式のもの。


【準決勝】

arco-iris KOBE 3-1 丸岡RUCKレディース
SWH Ladies 2(PK3-2)2 SAICOLO

準決勝でサブアリーナでSWHLと対戦するのは 前回大会 と同じシチュエーション。このときはSWHLの早い寄せに対応できず、0-2で敗れたSAICOLO。1年間の成長を見せたい。

しかし前半はほぼSWHLのペース。日本代表15.網城、14.坂田に決められて0-2のビハインドで折り返し。前回と同じスコアで敗れてしまうのか?

だがSAICOLOはここから怒涛の追い上げを見せる。鍵はやはり11.吉川!RUCK戦で徹底マークに遭い消耗が激しい中での準決勝、前半は精彩を欠いたがそれでも信じて使い続けた小野監督の期待に応え、安選手に2アシスト!!

10分ハーフは2-2の同点で終了し、決着はPK戦へ。このPK戦もまたサドンデスにまでもつれるも、最後は日本代表GK山本彩加が相手シュートをストップしてSWHLが勝利。

21.山本はこのPK戦になってようやく今大会初出場。ベンチに入れないFPも4人ほどおり、チームトータルの戦力・スタミナをマネジメントしながらの決勝進出。もうひとつの試合はarco-irisが丸岡RUCKに逆転勝利し、決勝戦のカードは関西ダービーとなった。


【決勝戦

arco-iris KOBE 1-0 SWH Ladies

勝戦は両チームFIFAアンセムに乗って入場。2月の地域CLでは準決勝で潰し合うこととなってしまった両者。切望していた「全国の舞台での兵庫県同士の決勝戦」が非公式大会とはいえ、一足先に叶った格好だ。

試合はまさに、その「史上最高の準決勝」を再現する形となる。ただでさえあっという間の10分がさらにあっという間に感じるスピーディな内容。前半は互いにゴールを許さず0-0で折り返し。

息を飲む熱戦のなか時間は0-0のまま刻一刻と過ぎていく、このカードが10分ハーフランニングハーフなんてもったいない。スコアレスのままPK戦で決着がついてしまうのもまた、もったいない…そう思っていた残り時間1分強というところ。

シュート性のパスに詰めた17.藤田がゴール。この1点が決勝点となり、優勝はarco-iris KOBE。女子フットサルの2016シーズンは、最強と言われながらも昨シーズン全国タイトル無冠に終わった関西女王の"逆襲"からスタートしたのだった。

スタンドから常にチームメイトを鼓舞する声を送っていたベンチ外の選手たち。あとからよく考えてみれば、彼女たちこそarcoの主力と言ってもいい兵庫県選抜に選ばれていた選手たち。この施設連盟選手権の予選大会はトリムカップと重複しており、選抜組抜きで予選大会を勝ち抜いてきた。だから決勝大会もそのメンバーで戦ったようだ。仲間をリスペクトするその決断と自信、そしてその中で結果を出すチームとしての底の厚さに、arco-irisが女王たる所以を見た気がする。


第5回 フットサル施設連盟選手権レディースクラス・最終成績

優勝:arco-iris KOBE

**準優勝:SWH Ladies futsal club

第3位:丸岡RUCKレディース

第3位:SAICOLO


というわけで今年の優勝は逆襲の女王・arco-iris KOBE! SAICOLOはワイルドカードで準決勝に進出するも、SWH LadiesにPK戦で敗れて3位でした。でも去年より、そして2月の地域CLよりも成長を感じました。

個人的MIPは11.吉川選手。活躍の分だけ消耗も激しかったですが、SWHL戦後半のプレーには凄みすら感じました。裏のセットで彼女に匹敵するピヴォが現れればSAICOLOはもっと強くなるだろうな。

男子同様にきっと女子フットサルも「リスタート」となるはずのこの1年。強豪クラブを指揮する男たちが見つめる先は・・・?きっとこの時すでに、日本女子フットサルリーグプレ大会開幕に向けた準備が着々と進んでいたのでしょうね。

この後各地域でのリーグ戦が開幕し、10月にはふたたび日本一を目指して北の大地に強豪たちが集結することになります。逆襲の女王が返り咲くのか、それとも新星が現れるのか!?もう1か月以上経ってしまいましたが、ようやく日本選手権の記事に取り掛かれそうですσ(^_^;) つづく。


関連記事


参考記事

一般社団法人日本フットサル施設連盟Facebookページ
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1076742029036157.1073741848.211361225574246

第5回日本フットサル施設連盟選手権女子決勝大会と復興支援活動 (エフネットスポーツ社長日記)
http://ameblo.jp/skaneko7/entry-12151344093.html

第5回日本フットサル施設連盟選手権レディースクラス特集ページ(panna-futsal)
http://www.panna-futsal.com/5th-jfnladies.html

兵庫県女子フットサルチーム・arco-iris KOBEチームブログ
http://ameblo.jp/arco-iris-2008/entry-12152242089.html

第5回日本フットサル施設連盟選手権女子 全国大会 結果(タパジーダのブログ)
http://ameblo.jp/tapazida/entry-12151799454.html

丸岡RUCKレディース・田中監督Facebook
https://www.facebook.com/etsuhiro.tanaka.1/posts/1015742381852437